ヒミングに今レジデンス中の松田壯統さんの作品発表の日時が決まりました!
氷見の暮らしと地元の皆さんとの交流が、どのような反応を生むのでしょうか。
是非、今を感じるこの、瞬間的かつ現象的なアウトプットをお見逃しなく!
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松田壯統
『漁師は魚の夢を見る/Anima-prehendere』
会期:11/1
会場:氷見海岸
住所:富山県氷見市窪3283−29
電話:090-3886-7669
Mail:info@himming.jp
時間:「自然域」11:00〜13:00 「私心域」14:00〜16:00
主催:文化庁「平成23年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
企画・制作:コマンドN
協力:特定非営利活動法人アートNPOヒミング
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漁師は魚の夢を見る/Anima-prehendere
天然のいけすと呼ばれている富山湾には隙間がないほどに定置網がはられている。
氷見に来た私は漁師が定置網を張り魚を引き込む行為が、海と対話しているかのように思えた。海の恐ろしさを何十年も肌で感じている漁師には漁を通して自然の心を感じているのかもしれない。私が滞在している間、網元の人から話をきいたり魚をもらう生活は、遠く離れている自然の心を少しの瞬間でも感じる事ができたのだろうか。
「自然域」
海との駆け引きをするように水路をつくり、定置網の型の穴を掘り海を引き入れた。海から離れて掘るとなかなか入らず、近くに掘るとすぐにつぶされる、いくつもの穴を掘り直し続けたがいつのまにか砂は堆積し穴は消えていってしまった。
「私心域」
氷見を離れる日、私は漁師の人からもらった魚を紙にうつし船の形に折った。
波うち際の境界線に置かれた船は、海と同時に定置網の穴に引き込まれ、私はふと氷見の漁師の人との対話や生活を思い出した。私がこの町を離れた時、その感覚は少しずつわからなくなってしまうのだろう
か、私は砂の中に埋もれていく魚を忘れずにいたい。
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松田壯統 / Masanori Matsuda
現代美術家。1982年兵庫県生まれ、埼玉県在住。
2007年東京芸術大学美術学部卒業。2009年東京芸術大学大学院美術研究科修士課程修了。
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