3月31日、兼高かおるさん&山田桂一郎さんとともに、ヒミングは氷見を探す旅にでました。
旅のナビゲーターは、女将!
参加してくださったのは、氷見市民歴ウン十年の方から、
観光ボランティアの方や、県外の方などいろいろ。
女将ナビとしては、たとえ氷見市民でもちょっとはいったことはないでしょう?というレアなところ。
そして、女将の大好きなところへご案内〜!!
創業100年になる麩屋さん、大舘屋の工場に先ずはGO!
ああ・・いい香りです。
これ、車麩です。
製造工程を説明してくれたのは、大舘パパ。
小麦粉と小麦グルテン(タンパク)を混ぜたぽよんぽよんの生麩を・・・
芯棒にくるくるくるくる・・・とまいて・・・
奥の釜で焼き上げます。
焼いているうちに次のをくるくるくる・・・
見てたら簡単そうなのに、やってみるとウムムム難しい、左の端っこまで届きません。没!!
そして、焼きあがると180cmののっぽな車麩が・・・
フランスパンみたーい!!
あまりの香ばしい香りに・・・兼高さんも皆も「うーかじりたい!!」
かじってみたら、あーらサクサクおいしいじゃん。
氷見だと煮付けにするものと思い込んでいる車麩も兼高流なら、
これお菓子とか他のものにもどんどん活用できるわよ!やってみましょうよ!と。
おー、ヒミングスイーツの宿題ですね♪
そして、お店のほうにもぞろぞろ・・・
製造工程をみているので、大盛り上がりです。
にこにこ元気な大舘母子に見送られ、一同お店を後にします。
次に向ったのは、高木水産。
ここもまた、女将には超〜馴染んだ場所。
今日はししゃものみりん干と、ほっけ(氷見でとれるのよ)の開きの加工中。
高木のおばちゃんたち、手馴れた風情でさっさかさっさか・・・・
兼高さんはみんなの仕事をじぃーっと見学。
そして、次はここ!
新酒の絞りが終わって、ひと段落した高澤酒造場。
米を蒸したり、酒を絞ったりした袋たちが潮風に吹かれています。
中で説明をしてくれているのは、7代目りゅうちゃん。
大正時代のままの酒蔵もみせてもらい・・・
りゅうちゃんの説明がすごく旨いのに感心する女将であります。
利き酒もさせていただいて、みんなほんわか嬉しいモードに。
やっぱり、物作ってるところは好き!!と再確認。
そして、さらにさらにこちらへ。
何気に普段見る魚屋さんも、じっくり説明をされてみれば・・・
普段の魚もますます輝いてみえまする。
へー、とか、ほぅぅ〜とか、楽しい旅です。
兼高さんたら、ああ・・おうちのとなりにこんなお店があったらいいのに・・と。
そして、一同、女将の宿、永芳閣へ。今日のお昼は実験ランチ。
昼飯バイキングのヒミング的実験なのです。
お盆を取って、次々に食べ物を乗っけていきます。
今見てきたばかりの高木水産の一夜干を
炭火でこんがりあぶったり・・・
午後から参加してくれた柿太水産の糠鰯も焼いたり・・・
与一郎鮮魚店から仕入れた魚のお刺身や・・・
かわはぎの肝の炊いたのや・・・
ととぼちの味噌汁や・・・
氷見の筍飯や・・・
大舘さんの車麩の魚との煮付などなど・・・
つくっているところをみてきたものばかりを、昼に食べるバイキング・・・の実験。
わいわいがやがや、もぐもぐぱくぱく・・・あっという間に時間がすぎます。
そして、午後のトークセッション。
兼高さんからはこんな言葉が。
今回、氷見に来て、いろんなところにつれていってもらって、この氷見を探す旅の視点は、まさに私が兼高かおる世界の旅で世界のあちこちを取材してきた視点と同じものだ。
観光マップに乗っていない小さなところでも、氷見の人と人のつながりが感じられて、氷見という土地が人のつながりがしっかりと残っていることがわかり、親子・夫婦・家族でひとつの仕事に打ち込んでいる人たちを感じることができ、そして、高木さんでは70歳をすぎても仕事をする場が開かれていることをみられて、とても良かった。
また、大舘さんのお店では、麩というものをまるで花のようにディスプレイしてあり、買いたくなってしまう仕掛けがすばらしい。
地味な麩というものを母と娘とであのように美しく、店構えもステキにしつらえてあり、とてもいいと思った。・・・と。
ね。
世界の中のほんのちいさな氷見だけど、
氷見には氷見の味がある。
氷見にしかない良さがある。
氷見の中で、女将がみんなにみてみてー!!と自慢したい氷見を
その通りに受けとめてくださったこと、とても嬉しく思いました。
これにて、ヒミングの2009年度の全事業終了。
2010年度は、
4月10日・11日のお花見天馬「はる さくら てんません」からスタートします。
本日のブログの写真は、女将のボケカメラではなく、ヒミングカメラyoroフォトでございました。
来年度も、いろんなヒミング的仕掛けを氷見に撒き散らしてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。
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