1月14日(月)、テーマは「小水力発電」。
おらが村のおらっちャの電気って、どう?
富山県は、小水力発電にもっとも向いている県といわれていますが、もっとわかりやすく身近にとらえてみようよ・・富山国際大学の上坂先生によりレクチャーです。
導入のポイントは・・どんなところならいいのか・・水量は・・・高低差は・・・
そうきいてみると、どうも、氷見って実はすごく小水力発電にむいてるんじゃないかという気がしてきた。
だって、氷見には、十三谷、上庄谷、余川谷、八代谷と町の中心部に向かって、いくつもの川があり、それぞれの集落では農業用のため池を持っていて、ため池同士も隣接していて、しかも高低差があって・・・あっれー、氷見ってもしや宝の山かい!?
なんか、わくわくしてきたぜ。
午後からは、現地視察に行こうぜ!って事として、まずは腹ごしらえじゃ。
今日のメニューは、氷見産マイカと温泉トマトのカレー。氷見産の白菜のサラダ。
お米は、昨日に続き、吉懸の雨池さんちの。
ここの田んぼは、氷見でもうーんと上にあって、用水に生活排水が一切入らない、まさに雨の池の田んぼってわけですよ。だからうまい。
烏賊の旨味むんむんのカレーですぞ。
で、みんなで出かけましたー。小水力発電の候補地、北八代!
出かけたといっても、海外沿いから車でわずかに5分。
この山と海の近さが氷見の魅力です。
じょろじょろ、じゃばじゃば、水音が「可能性」の音に聞こえます。
ここが農業用のため池。
たっぷりの水量〜
周辺の山から水が集まり、ため池にとどめられ、そこから農業用水として低い地域に落ちていくのです。
近くには愛蓮の滝。
池のところから下の田んぼを眺めます。結構な高さでしょ。
この高低差があれば、いけるいける、これいけるよ!と鎌さん。
北八代小水力発電組合、とか作っちゃいたいよねー、とみんな。
上坂先生、やや興奮気味に高度を図りにダダダと駆け下ります。
二つのため池周りをたっぷり歩いて、いい腹ごなしにもなりました。
おっと、大沢さんが、このため池に水が入ってくるもとの場所まで案内してくれるって・・・
イクイクー、ってなことで、みんなぞろぞろ。
わお、ちょっとしたアドベンチャー。
クマザザ踏み分け、ぬかるみ踏み分けて、なるほどとみんなで眺めた次第です。
で、大沢さんが一年通じて、どんな感じの水の流れ方なのか・・を上坂先生に解説。
ため池からの水の出口や、下の用水路のところに、どんな風に落ちていくのかなど、上にいったり下に行ったり、いいストレッチー。
あっちのため枡をのぞき・・
こっちのため枡をのぞき・・・
ぱしゃぱしゃと写真なんかとって、ちょっとピクニックな気分も満喫。
整備された林の中も寸すんごく気持ちよくて・・・
帰り道に、冬苺なんかも見つけてつまんじゃったりもして、はぁ楽しかった。
でも、一番わくわくしたのは、現地に行ってみて、氷見の里山には可能性がいっぱいあることがわかったから。
そして、再び、ヒミングイイコトに戻ってきました。
さっそく上坂先生、試算してくれています。
ふむふむ、なるほど・・・北八代でこうだとすれば、他の谷でもばっちりいけるなぁ。
もう、頭の中で、営農組合単位の発電会社とか、作りたくなってどうしようもなくなっちゃうくらいワクワクしました。
おっと、今朝の北日本新聞さんにも掲載されました。
電気は確かに必要なもの。
無駄遣いはしたくないし、かといって、できるなら再生可能なエネルギーで創りだしたい。
おらがむらの発電所、つくりたいなぁ。
鎌仲ひとみ監督のワークショップ&レクチャーは、今年度は今回で終了。
でも、来年度もどんどんみんなで進めて行きたいと思っています。
おたのしみにー。
この記事に対するコメント
埼玉:川上先生の子分の子分。本当は足元におよばない私です。
氷見には氷見にあった、埼玉には埼玉にあった地球にやさしい暮らし方。お互いを応援することで自分も育つんですね。まずは氷見の水力発電応援します。
上坂先生は、富山県小水力推進協議会の会長として、従来の産業界の目から新しい学識経験者の視点で県内の潜在する小水力発電の能力を顕在化し、県民へ普及啓発にお役に立ってほしいですね。